小規模企業に税理士が必要な理由

こんにちは。税理士の秋篠です。

小規模企業にとって税理士に報酬を払うのは結構なご負担になるかと思います。

そのため、お金がもったいないし自分でやってみよう、最近は会計ソフトが進化してるから自分でできそう、といったような理由でご自身で法人決算申告を行うケースもあるかと思います。

ただ、これには税理士に報酬を支払う以上のデメリット、リスクが存在していると個人的には思っています。

具体的には、次のようなことが挙げられます。

・リソース(人、物、金)の少ない企業にとって、不慣れな会計業務に時間を取られ、本業に集中できる時間が少なくなり、結果的に売上を獲得できない

・間違った決算書を作成することで銀行から正しく評価してもらえず、融資が受けられない

・間違った決算書を税務署に提出することで、税務調査を招き、結果的に追加で税金を支払わなければならない

・本来受けられるはずの税制優遇や節税ができずに無駄に税金を支払ってしまう

・事業の成果や状況を正しく把握できず、行き当たりばったりの経営になってしまう

パッと思いつくだけでもこれだけあります。たしかに、税理士に報酬を支払うのはもったいないかもしれません。そう思わせてしまう税理士側の責任もあるでしょう。

ただ、やはり「餅は餅屋」です。慣れないことは専門家に任せて、自分は本業に集中して売上をガンガン伸ばす、これくらいキッパリしている方のほうが事業を成長させているケースが多いような気がします。

毎年税制も変わり、ますます複雑化しているので、よほど熱心に勉強されている、相当知識に自信がある、などといった方以外は、相性の良い税理士を見つけて本業に集中する方が結果的に損が少ないかと思います。

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